今回はせいてんさんです。
彼が私の家に置いていったバスタオルから仄かに鉄道の香りがします。

てけ:それではインタビューを始めさせて頂きます。よろしくお願いします。

せいてん:よろしくお願いします。

てけ:せいてんさんは前回、リーグ戦に参加していましたが、
前回のインタビュー記事はもう見れなくなってしまっているので、
まず始めに、簡単にで構いませんので次郎歴と次郎を初めたきっかけからお願いします。

せいてん:次郎を始めたのが中3の夏だったと思うので、今年で多分6年目くらいですね。
当初は太鼓さん次郎というソフトの存在を知っているのみでしたが、
tasukeさんやkomasyの譜面動画を見てから自分も作りたくなって始めた記憶があります。

てけ:なるほど。私の中では、実力的にもう少し歴が長いイメージがありました。
ちなみに、太鼓さん次郎に触れ始めてから初めて出場した大会は何だったのでしょうか?

せいてん:初めての大会は今まであんまり公にはしてなかったのですが、迫真の譜面大会でしたね。
当時は大会で受ける譜面を1mmも知らず、それはそれはお粗末な譜面で順位もズタボロでした。

てけ:大会勢なら誰もが通る道、というものでしょうか。私も同様の経験があります。
では、それでも大会に出続けようと思ったのは何故でしょうか?

せいてん:大会に出続けようと思った理由は正直自分でもわかりません。
僕は特別メンタルが強い訳でもないし「見返したい」というポジティブな復讐心も無かったんですが、
今思えば、あの時に太鼓さん次郎という一種の創作活動に魅せられてしまったのかも…

てけ:『創作活動』に魅せられた、というのは非常に共感が持てます。
モノを創ることは、いつだって無限の可能性を生んでくれるような気がしますよね。
では次に、せいてんさんには前回のリーグ戦で大幅な躍進劇を見せて頂きましたが、
当時の躍進の理由は自分なりに何だと考えていますか?

せいてん:自己分析の類は非常に苦手なので曖昧な回答になってしまいますが、
前回のリーグ戦のあたりからは配色を意識するようになった気がします。
とはいっても当時は「綺麗な配色というのは譜面に表面的な付加価値を与えるものであり、
本質としての魅力には結びつかないのではないか」と考えていた節がありまして、
配色より配置・聞き心地で勝負をしていたんですよね。

てけ:なるほど、何を大切にするか、何に重心を置くかは人それぞれですからね。
ただ、それを捻じ曲げられる程の何かが起こったということですね。

せいてん:そうですね。「配色より配置・聞き心地」と考えていた矢先に、
tasukeさんの『Landbacker』というGOD神譜面を見てしまったんです。
「これは配色も馬鹿にできない…」と感じたのを覚えています。
事実、『Principio Catastropha (KIVΛ remix) 』は、
tasukeさんの『Landbacker』の影響を強く受けて完成しましたからね。

てけ:自分の世界観の外側に触れられるというのも、創作活動の醍醐味の一つですね。
私も『Landbacker』には、他人の価値観を揺さぶる静かな力があるように思います。
では次に、前回のリーグ戦での活躍もあり、今回のリーグ戦への出場を決めたせいてんさんですが、
今回のDivisionの振り分け結果についてはどのような印象を持ちましたか?

せいてん:他の人も仰ってますが、Red Divisionは独創的、
Blue Divisionは堅実な譜面を作る人が集まってますよね。
心なしか前のリーグ戦と振り分けも似ているような………

てけ:私も何となくそんな気がします。これが引力というものでしょうか。
振り分けは完全にランダムなんですが、何かしらの介入を疑ってしまいますね。

せいてん:まあどちらのDivisionに振り分けられても地獄ですけどね。

てけ:まあ、この地獄を楽しんで頂けると主催としては嬉しいです。
ちなみに、「どのように戦っていくか」という方針は決まっていますか?

せいてん:今は特に決まってないですが、前回のリーグ戦同様
「自分らしさ」を第一に押していきたいと思ってますね。
リーグ戦ともなればハイクオリティな譜面が集まるのは当たり前なので、
その中で勝つためには自身の技量やセンスを信じるしかないと思います。

てけ:カッコいいこと言いますねえ。思わずシビれました。
表現者としてあるべき姿、というのを見せて頂いた気がします。

せいてん:こういうこと言っておかないと、
怠惰な自分が出ちゃってボロ負けしちゃうので…

てけ:自分を追い込んでいくスタイル、僕は好きですよ。
なんにせよ、今回のリーグ戦のような、いわゆる勝負の場においては、
自分の信条を崩さない気持ちは何より大切だと思います。
それでは最後に、リーグ戦への意気込みをお願いします。

せいてん:多分これが自分にとっての最後の大会になるので、
悔いの無いように全力で楽しく頑張ります。
参加者の皆さんも、お手合わせよろしくお願いいたします。

てけ:是非、持てる全てを出し切って頂けたらと思います。
これにてインタビューは終了となります。お疲れ様でした!

せいてん:ありがとうございました!
そういえば、てけさんの家に置いて行ったプーさんのバスタオル、
あれプレゼントするので優勝させてくれませんか?

てけ:ダメです